
目次
発行日と目次
発行日:1997年11月20日
目次は以下。
■第一部 マンガはなぜ面白いのか
第1章:マンガ隆盛の謎
第2章:表情と描線
第3章:手塚マンガから劇画へ
第4章:表現の振幅~吾妻ひでおと『ドラえもん』
第5章:線の面白さ~谷岡ヤスジと杉浦茂
第6章:表現の構造
第7章:マンガと言葉
第8章:オノマトペの効果
第9章:コマの構成
第10章:コマの働き
第11章:少女マンガのコマ構成
第12章:日本マンガの特徴
■第二部 講演・マンガ学
第1章:恋愛マンガ学講義
第2章:香港マンガからみた日本マンガ
説明や感想など
漫画家はどのような技術を駆使してマンガを表現しているのか?
それをさまざまな角度から、また、実際のマンガのコマや氏による模写で分かりやすく説明している。

本気で漫画を描いたことがある人間なら、ある程度のことは知っている話なのだと思いますが、私のような、
漫画を自分で描こうと思ったことなど全くない普通の一般読者
がこの著作を読むと、漫画表現に対する理解度が2.3歳児レベルから最低でも小学生レベルくらいまで深まると思います。

少なくとも、私はこの著作を読んで、少女漫画をはじめとした、女性向けの作品を読めるようになりました。ありがたや。
「ワンピースの方が優れている」「いやいや、ドラゴンボールの方が上でしょ」なんて言い争いをネット上で繰り返している人たちは、まずは夏目先生の著作を2.3冊読んでみて欲しいです。
といってもこの本は現在プレミアがついているようですが。(数年前まで1000円以下で買えていたような・・)
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