ちばてつや―漫画家生活55周年記念号/河出書房新社

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目次

発行日と目次

発行日:2011年2月28日

目次は以下。

・イラストギャラリー
・ちばてつや3万字ロングインタビュー
・漫画家からの特別寄稿
藤子不二雄A/水島新司/さいとう・たかを
萩尾望都/本宮ひろ志/江口寿史
井上雄彦/弘兼憲史/畑中 純
森田拳次/北見けんいち/黒鉄ヒロシ
小山ゆう/あだち充/荒木飛呂彦
高橋留美子/高橋陽一
・2大リスペクトインタビュー
大友克洋 「ちば作品が”教科書”だった」
福本伸行 「俺の青春はちばてつや賞」
・ちばてつやフォトギャラリー
・ちばてつやが15歳の時に描いたマンガ 『科学博士の出現!』 一挙掲載
・家族のカタチ

ちばてつやが語る「弟・ちばあきおの素顔」
ちばてつや×千葉修平
妻・千葉幸子
・単行本未収録マンガ 『家路 1945〜2003』
・特別寄稿

高森篤子 「ちばてつや先生と『あしたのジョー』について」
伊集院 静 「憧れの人」
・梶原一騎がこの世に残した唯一の直筆原作原稿14枚を完全掲載!
〜『あしたのジョー』原作にみる 作家ちばてつや〜 (解説・夏目房之介)
・スペシャル対談 ちばてつや×白鵬 翔/ちばてつや×モンキー・パンチ
・マンガの基礎教養としての『あしたのジョー』
〜なぜ『あしたのジョー』のパロディはこんなに多いのか?〜
・ちばてつや 主要40作品 徹底解説 1956〜2008
・ちばてつや 全作品リスト

説明や感想など

いやぁもう、なんというか、内容が豪華すぎる。迷っている人は買いましょう。

私のように全く世代じゃない人間でも、ちば作品をいろいろと読んでみたくなります。

特別寄稿の面々も全員レジェンド。


あの本宮ひろ志御大が『雲の上の存在』として描いているのですが、読むとまさにその通りに思えてしまう。

作品だけでなく、人柄がすばらしすぎる・・。

貴重な貸本デビュー時の作品解説もあり、力の入れようが半端ありません。


ちなみに私は少年マガジンで『少年よラケットを抱け』が始まったとき(1992年)高校生くらいだったのですが、

「え、あの あしたのジョーのちばてつやが連載?本物じゃないでしょ?」

と思いながら読んでいました。 いま考えると大変失礼なのですが、それくらい、「ウソ!」って感じだったんですよ。

毎週楽しみに読んでいたのですが、急に第一部完になり、「え、なんで? あまり人気なかったのかな・・」と思ったりしたのですが(さらに失礼)、どうやらご病気されて休載となったようです。

なんでこんなことをわざわざ書いたかというと、90年代のマガジン黄金期にリアルタイム世代で読んでいた私も、『少年よラケットを抱け』を面白いと思って読んでいたのです。

ちばてつや先生と同世代の作家が、あの頃のマガジンやジャンプに描いて、当時の中高生に「おもしろい」って思ってもらうのって、相当に困難なことじゃないでしょうか。

当時は気づかなかったけど、いま考えると本当にすごい。

多くのレジェンド漫画家たちがちばてつや先生のことをリスペクトしているのも、納得です。

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この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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