「少年ジャンプ」黄金のキセキ/後藤 広喜

created by Rinker
¥1,760 (2025/06/12 20:16:25時点 Amazon調べ-詳細)
目次

発行日と目次

発行日:2018年3月30日

目次は以下。

まえがき
「少年ジャンプ」の編集方針は創刊時にすべて決まっていた
■創刊誕生期

— 昭和43年(1968年)7月11日発売の創刊号から昭和45年(1970年)年末最終号まで
■飛躍期 マガジンに追いつき追いこせ
— 昭和46年始発売号から昭和52年末最終号まで
■常勝期 300万部の壁を越えて400万部へ
— 昭和53年始発売号から昭和59年末最終号まで
■黄金期 653万部発行を達成するまで
—昭和60年始発売号から平成6年末最終号まで
■終章 — それからのことについて思う
あとがき
「少年ジャンプ」主要連載漫画

説明や感想など

少年ジャンプ四代目編集長である後藤広喜氏による著作。

まえがきで述べられているとおり、編集者が書いた本によく見られる

・自分史
・作家との交流
・作品の成功話

のようなものを避け、ジャンプの掲載作品の紹介がメインとなっています。

あとがきでは出版統括プロデューサーであった増子信一氏に添削してもらって100ページも削られたエピソードが書かれていますが、そのせいか、大変に読みやすい内容になっています。

どちらかというと一般読者を意識して書かれた内容になっているので、研究者やマニアにはやや物足りないと感じることもあるかもしれません。

しかしながら、そのせいか、この手のジャンルには珍しく、2025年現在でも新品で手に入る(=重版されている?)ようです。

私のような、ジャンプ黄金期をリアルタイム世代で過ごした方には特におすすめ。

森田まさのり氏のエピソードとか、「僕たちが読んでいた裏側でそんなことがあっただなんて・・・」と感動して思わず手を合わせたくなりました。

created by Rinker
¥1,760 (2025/06/12 20:16:25時点 Amazon調べ-詳細)


この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次