マンガの教科書―マンガの歴史がわかる60話／吉村和真 編集

発行日と目次

発行日：2008年7月31日

目次は以下。

第1章：マンガの源流をたどる
・鳥獣戯画-鳥羽絵
・ワーグマンと京都
・絵新聞日本地
・我楽多珍報
・ビゴーと京都
・大阪パック
・少年パック
・明治期の京都漫画雑誌
・北沢楽天とその漫画史に果たした役割
・コミックの源流
・麻生豊-「ノントウ」誕生への道
・池田永一治
・田河水泡と長谷川町子
・「漫画」という言葉ー「カリカチュア」の訳語としての源流

第2章：赤本・貸本時代を生きて
・戦後の赤本マンガ
・「新寶島」
・手塚マンガの初期SF三部作
・紙芝居と絵物語
・絵物語雑誌からマンガ雑誌へ
・『漫画少年』と投稿者たち
・武道マンガの復活
・貸本マンガ
・貸本屋の繁盛
・劇画の発展
・戦争マンガのブーム
・少年週刊誌の創刊
・貸本マンガ終幕
・少女マンガの変遷
・新書版コミックの誕生

第3章：マンガとアニメの相互関係
・「鉄腕アトム」放送開始
・日本アニメの父・正岡憲三
・『ガロ』と『COM』
・『少年マガジン』1000万部
・青年誌つぎつぎ創刊
・後発誌『少年ジャンプ』創刊
・「がきデカ」「ブラック・ジャック」
・資料保存の拠点
・二十四年組と少女マンガの爆発
・ラブ・コメの席巻
・『宇宙戦艦ヤマト』ブーム
・コミケ サブカルチャーの祭典
・大友克洋の衝撃
・マンガから情報を
・国民こぞってマンガ

第4章：手塚以後のマンガたち
・手塚の死とマンガ論の悩み
・海を渡った「MANGA」の異なる軌跡
・二つの「ハート」物語
・驚異の新人
・マンガについて考えるマンガ
・マンガ雑誌の「停滞」
・『ボンボン』のリニューアル
・エッセイマンガの特徴
・マンガとスポーツの相性
・大人が愛読する『ビッグ』
・当世コンビニマンガ事情
・マンガと大学の接近
・シンガポールとドラえもん
・マンガの使用上の注意
・マンガと人生が交わる時

説明や感想など

目次を見て分かるとおり、漫画にまつわる主要な出来事が基本、時系列にそって語られています。

目次の数はめちゃくちゃ多いですが、一つ一つが数ページでまとめられているので、意外とサクサク読めます。

第1章以外はかなり読みやすい。

わたしが購入したのは令和5年発行の第五刷なので、けっこう売れ続けているみたいですね。