

発行日と目次
発行日:2007年4月25日
※2004年3月に刊行された「水木サンの幸福論-妖怪漫画家の回想」に加筆修正が加えられ、文庫化されたもの
以下、目次
第一部:水木サンの幸福論
第二部:私の履歴書
はじめに―あの世とこの世
・大食いの健康児
・「のんのんばあ」の妖怪話
・一年遅れで小学校入学
・十三歳で油絵の個展を開く
・就職するも、すぐクビに
・たった一人の不合格者
・憂鬱な毎日
・のろまな初年兵
・ラバウルの「ビンタの王様」
・死にたくない!
・爆撃で左腕を失う
・おちこぼれ二等兵の終戦
・トライ族との日々
・復員して闇屋稼業
・食うために、職を転々
・水木荘の奇妙な人々
・紙芝居で生計を立てる
・鬼太郎の誕生
・食うや食わずの崖っぷち生活
・お見合いとスピード結婚
・貸本漫画家の孤独な戦い
・『ガロ』に描きまくる
・売れっ子漫画家の超多忙な日々
・ラバウル再訪
・「水木サンのルール」を取り戻す
・手塚治虫氏のこと
・妖怪を探して世界を旅する
おわりに-いずれ、あの世で
解説:武良 悦子
特別付録1:わんぱく三兄弟、大いに語る
特別付録2:花町ケンカ大将
説明や感想など
「幸福って何だろう」ということを子供のころからずっと考えてきた著者が、そのことを改めて整理して綴ったもの。
うっかりブラック企業に勤めてしまい、幸せをまったく感じられなくなったときに購入して読みました(笑)。
冒頭に『幸福の七カ条』が書いてあるのですが、転職してブラック環境を抜け出したいま、改めて以下の3つが心に刺さります。
第二条:しないではいられないことをし続けなさい。
第三条:他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
第四条:好きの力を信じる。
第一条、五~七条については、実際に購入して確かめてください。
デジタル技術が発達して死ぬほど便利になりまくっているのに、なんで幸せを感じられないのだろう、と思ったりする方は、ぜひ読んでみましょう。



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