出版現実論/藤脇邦夫

著:藤脇 邦夫
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目次

発行日と目次

発行日:1997年11月30日

以下、目次

序文 白夜書房取締役編集局長・末井昭
はじめに

第1章:出版現実論
第2章:「大手が牛耳る出版の55年体制は崩壊する」
渋谷陽一 vs 藤脇邦夫
第3章:「作家のランクは返品率で決まる」
梅崎隆夫 vs 藤脇邦夫
第4章:実践的商品論

おわりに

説明や感想など

前著、「出版幻想論」から3年後に発売された作品。

前著の出版が1994年、その1年後に少年ジャンプでドラゴンボールの連載が終了し、翌年の1996年にSLAM DUNKが終了。

この本が出た1997年の翌年にISDNが登場。ネットへの接続がデジタルになり、急速に一般人にもPCやネットが普及していく時代。

と書くと、出版界がちょうど激流に飲み込まれていった時代といえるでしょうか。

2025年現在、多くの出版社はその収益のかなりの部分をライツビジネスに頼っていると思いますが、そうなるともはや『出版』社という呼称もなんだか違和感を感じてしまいます。

この本の後半でさまざまな著書の紹介があるのですが、その中で、少年ジャンプの三代目編集長が書いた「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」を激賞しており、その縁もあってか、文庫版のあとがきを書くことになったそうです。

私はその文庫本のあとがきで、この著者を知り、興味をもったので前著とこの本を買いました。

著:藤脇 邦夫
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この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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