ちばあきおのすべて -キャプテンからチャンプまでの軌跡/集英社

目次

発行日と目次

発行日:1994年9月24日

以下、目次

・ちばあきおギャラリー
・弟・ちばあきおのこと / ちばてつや
・がんばらなくっちゃ
・サブとチビ
・サイレント漫画・犬と少年
・ちばあきお小論/はせひろとし
・さわやか先生大すき
・元アシスタント座談会 我らが青春のちばあきお(江田二三夫/島田賢司/多賀慎治/あいきさだむ/高橋広/なかいま強)
・回想・ちばあきお ちばあきおが通り過ぎていった (赤塚不二夫/水島新司/永井豪/本宮ひろ志/政岡としや/武論尊/秋本治/武田鉄矢/浜田剛史)
・ちばあきお思い出アルバム
・いってきまーす
・みちくさ
・「キャプテン」大事典 燃えろ墨谷二中!!
・我らの「キャプテン」賛歌
・描き下ろし漫画・その後の谷口くん(原作/七三太朗・漫画/高橋広)
・兄・あきおの思い出 / 七三太朗
・ちばあきおの40年 作品解説&ダイジェスト/年譜&作品リスト
・あとがき

説明や感想など

ちばてつやの弟にして「キャプテン」や「プレイボール」などの名作を生んだ漫画家『ちばあきお』の没後10年、名作集を発行するに際して、改めて作者の軌跡を辿ったもの。

初期の読み切り作品やそれまで単行本に収録されなかった作品なども掲載されています。

本のサイズが大きい(B5判?)のも嬉しい点。今だとこのサイズで出してくれないでしょう。

私は微妙に世代ではなかったので、ちばあきおの作品はこれまで読んだことがなかったのですが、この本を見て俄然、読んでみたくなりました。

大変に真面目で優しい方だったようで、思い出を語る人たちがみな「いつも笑顔で迎えてくれた」といったことを述べています。

将来なりたいものがエンジニアだったくらい機械いじりが好きだという点と、漫画を描くのが嫌い(永井豪の証言によると)という点が、なんだか平田弘史に似ていますね。

最後に、担当編集だった谷口忠男氏のあとがきより

本になる前に、ガラ刷といって見本刷が編集部にくるのだが、『キャプテン』のガラ刷がこない。印刷所に問い合わせると、印刷現場の人達の間でも大人気で、早く読みたいといってガラ刷がすぐなくなるのだ、ということだった。
また、見本本が出来ると、他の編集部の人が『キャプテン』どうなった、といって毎月読みにきていたことがあった。編集者となって初めての嬉しい経験だった。

なお、2019年から、コージィ城倉先生により「キャプテン2」が描かれています。

著:コージィ城倉, 著:ちばあきお
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この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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