ぼくは劇画の仕掛人だった/桜井昌一

目次

発行日と目次

発行日:1978年11月15日

以下、目次

1:劇画風雲録
・「八興」との出会い
・戦前のマンガ体験
・手塚治虫の衝撃
・投稿時代
・制作開始!
・「影」の創刊
・劇画の登場
・劇画工房結成
・貸本全盛期
・独立そして乱作
・出版社設立とブーム前夜

2 劇画人列伝
・水木しげる
・滝田ゆう
・佐藤まさあき
・水島新司
・山上たつひこ
・永島慎二
・つげ義春
・さいとうたかを
・白土三平

長井勝一「律儀と先見性―桜井昌一さんのこと」
後書き
収録図版一覧

説明や感想など

高値がついていましたが、どうしても読みたくて購入しました。

桜井昌一という人物になぜかとても惹かれるのですが、長井勝一氏のあとがきが、その理由をうまく述べてくれている気がします。

彼が出版をはじめたころは貸本マンガから週刊マンガ誌に移行する端境期で、劇画家はほとんどが前途に絶望を抱いていて、中途でやめていく人間が続出した時期だった。そのつなぎを桜井さんがやった。「もうやめちゃおうか」と思うマンガ家もいたかもしれない。そういう時期に単行本が一冊出て、もう一度思い直してマンガの道に止まろうということもあったろうと思う。そういう仕事を桜井さんは数多くしている。村野守美、真崎守、山上たつひこ、影丸譲也、皆、そういう時期を経て一流になっている。マンガ家も偉いと思うが、桜井さんの果たした役割も客観的に見てえらいものだと思っている。

同著:律儀と先見性―桜井昌一さんのこと / 長井勝一

水木しげるのときもそうでしたが、滝田ゆうが文藝春秋漫画賞を受賞したときも我がことのように喜ぶ、桜井昌一という人物に、改めて感動を覚えるのでした。

『劇画』が生まれる瞬間に立ち会った、非常に冷静かつ鋭い視点を持つ「桜井昌一」という人物が語る当時の話という点で、とても貴重な内容の本だと思うので、難しいとは思いますが復刊されて欲しいです。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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