ぼくはマンガ家/手塚治虫

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発行日と目次

発行日:2016年7月20日
※最初の単行本は1969年5月刊行

以下、目次

プロローグ
1:やぶれかぶれの少年期
2:廃墟のあちこちで
3:仙花紙文化
4:漫画少年のふところ
5:児童長屋紳士録
6:第二の戦後のなかで
7:死にものぐるの季節
いばらと泥濘 エピローグ

新版あとがき
付 ボクのまんが期
解題 濱田高志

説明や感想など

手塚治虫自身が残した唯一の自伝。

「●●については次巻で」と続編を匂わせているものの、自伝についてはこの本しか書かなかったようです。

もしかすると口頭筆記かな?と思ってましたが、文章の感じからして本人が書いていると思います。(どんだけ仕事するんだほんとに・・)

ストレートな「自分史」が書かれているのかと思いきや、自身や少し前の世代の『漫画文化』の解説がかなり多いです。おそらくこの頃はまだ漫画研究がそれほどなされていなかったこともあって、後世に伝えるために書いたのでしょう。

酒井七馬や加太こうじ、福井英一や馬場のぼる、漫画集団や戦前戦後の日本のアニメ製作者のことなどが、同時代人の目線で書かれています。

関西人だからなのか、この本にも書かれているように一時期、落語を学んでいたからか、ほとんどの話にオチがあって飽きのこない内容になっています。というかほんと凄い。

実際はかなり恵まれた家庭環境だったようですが、なるべくそういう見られ方をしないように、気をつけて書いているように私は感じました。

にしても途中で「シェー!」と書いていましたが、手塚治虫が自伝の中で使うほど、ものすごいブームだったんですねぇ。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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