

発行日と目次
発行日:2002年4月20日
以下、目次
1章:漫画家を志すまで
2章:源点としての漫画体験
3章:本宮プロ時代
4章:デビュー作『BE FREE!』
5章:「ジャンプ」連載で得たもの—『まじかる☆タルるートくん』
6章:読者を「裏切り」つづけた作品—『東京大学物語』
7章:はじめての「打ち切り」体験—『GOLDEN BOY』
8章:戦争とセックスと—『日露戦争物語』『源氏物語』
説明や感想など
東京大学物語の連載終了が2001年なので、その翌年に発行されたもの。
口頭筆記による著作だから ”全身”漫画家 なのではなく、”全身漫画”家 だそう。

氏のこれまでのキャリアのことや、アシスタントから巣立っていった藤島康介、藤沢とおる、山田玲司のことなども少し書かれています。
他の作家の漫画作品はあまり読んでおらず、一番感銘を受けたのは水木しげるの『河童の三平』だそう。
「貸本屋のぼくはマンガに夢中だった」という本の作者、長谷川 裕氏もその著作のなかで『河童の三平』を最高傑作に挙げており、この作品をリスペクトしている人がかなり多いように思います。
漫画を読んで涙したのは、後にも先にもこの『河童の三平』を読了したときだけだし、真にぼくが天才と認めるのは水木しげるのみだ。また、先生ほど時代を超越して活躍し、また過去の作品も読み継がれる作家は他にいまい。
同著 2章 「原点としての漫画体験」より
なお、『河童の三平』は代表的なものとして
・貸本版
・少年サンデー版
があり、前述の長谷川 裕氏は貸本版こそ最高傑作としていますが、江川達也氏はサンデー版を先に読んだので、「貸本版しか認めない」といった態度はとっていないです。
小さい頃は少年ジャンプを愛読しており、『まじかる☆タルるートくん』を描く際に、吉沢やすみの『ど根性ガエル』を参考にしたのだとか。
吉沢やすみのお子さんが父を語るエピソードを、田中圭一先生の『ペンと箸』で読むことができます。


コメント