少女マンガの世界 原画'(ダッシュ)10年の軌跡/竹宮恵子監修

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発行日と目次

発行日:2011年11月26日

目次は無いので割愛します。

説明や感想など

日本マンガ学会の会長や京都精華大学の学長を務めるなど、マンガ文化の保存・発展に尽力し続けているマンガ家、竹宮恵子先生。

その竹宮恵子先生が、「長期保存に適さない漫画の原稿を、なんとか原画に近い形で保存できないか」と頭を悩まし、ついに開発されたものが『原画’(ダッシュ)』という複製の方法。

この複製方法に賛同・協力してくれた作家たちの展覧会で販売された図録が、この「少女マンガの世界 原画’(ダッシュ)10年の軌跡」です。

松本かつぢ、上田としこ、わたなべまさこ、今村洋子、高橋真琴、 巴里夫、水野英子、牧美也子、あすなひろし、北島洋子、上原きみ子、佐藤史生、花郁悠紀子、竹宮惠子

らの作品が掲載されており、以下の座談会も収録されています。

・高橋真琴×みなもと太郎×竹宮恵子
・今村洋子×北島洋子×竹宮恵子×巴里夫
・牧美也子×竹宮恵子
・わたなべまさこ×波津彬子×竹宮恵子
・今村洋子×巴里夫×水野英子×竹宮恵子

松本かつぢ先生のお弟子さんである田村セツコさんもゲストで参加していたりします。

松本かつぢ=『フイチンさん』の作者、上田としこ先生が師事した、戦前の少女雑誌で活躍した画家・漫画家。

この内容で1,500円(税抜き)はめちゃくちゃ安い!のですが、どうやら現在はプレミアがついている模様。

私が買ったときは、ちょうど再販直後だったようです。

最近よく思うのですが、戦後に活躍した漫画家たちの線って、すごくハッキリしていて迷いが無くて力強いですね。

当時のペンの種類によるものなのか、そのような線が主流だったからなのか、精神的なものによるのかはよく分かりませんが、大変魅力に感じます。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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