藍の時代 一期一会/車田正美

目次

発行日と目次

発行日:2015年12月15日

目次は以下

第一話:健さん
第二話:路上の絵
第三話:雨の神保町
第四話:ちぎれた夢の町
第五話:夢の彼方
第六話:別れ道
第七話:風が運ぶもの
最終話:青春のかけら

説明や感想など

2015年に、デビュー40周年の節目として週刊少年チャンピオンに全8回で連載された作品。

自伝的作品とのことで、完全なる実話というわけではないようです。

これだけのキャリアがありながら、問答集のようなものはあるものの、自伝的なものはこの作品が初のようです。

おそらく、『自分語りなどするものではない』という意識か、『あくまで作品で楽しませるべき』という姿勢が強いからではないかと推察します。男気、や、プロ、を感じます。

トキワ荘時代の漫画家たちと違い、ようやく国民全体が豊かになりつつあった時代ですが、とはいえまだまだ「未来が見えない」若者が今よりもっともっと多くいた時代なのでしょう。

車田正美先生もそのような若者の一人だったようです。

引用はここまでにしますが、とても良い作品なので、車田作品が好きな人はぜひ読んでみて欲しいです。

今年(2025年)でちょうどデビュー50周年。昨年、最終巻が刊行された『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』もとても面白かったですが、連載終了時になんと70歳。

間違いなく、レジェンド漫画家の一人と言えるでしょう。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次