児童養護施設で育った俺がマンガ家になるまでの(おおよそ)8760日/永田晃一

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発行日

発行日:2020年2月

説明や感想など

人気作品『鬼門街』の作者である永田晃一氏のエッセイマンガ。

内容はタイトル通りで、2025年9月現在で2巻まで刊行されています。

年齢は私より少しうえなので、作者がの小学生時代=1980年代ですね。

私の家はギリギリ中流家庭に入るか入らないかぐらいの環境でしたが、この作品を読んで「自分は恵まれていた方なんだな」と思わされました。大学に入れてもらえるようなお金はなかったけど、ファミコンは買ってもらったりしていたし。

児童養護施設で育った人が周りにいなかったので、それがどのような環境なのか想像もしたことがなかったのですが、読んでみて少なからずショックを受けました。 壮絶な環境だな・・と。

しかしながら、そのような環境で育ちながらも、同じような生い立ちの人や、今まさに児童養護施設にいる人たち(施設を運営している人たちも含めて)へ、マンガを通してエールを送らんとする作者の、強くて温かい精神に心を打たれる、そんなマンガ作品です。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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