Dr.マシリト 最強漫画術/鳥嶋和彦

目次

発行日

発行日:2023年7月26日

目次は以下

最強講座1・最強漫画宣言
描きたい漫画でなく、読者が読みたい漫画を描け! ヒットの秘密は「読みやすさ」にあり!!

強講座2・最強漫画の作り方
漫画編集者が教えるヒット作の描き方! 最強キャラクターから最強物語の作り方まで!!

最強講座3・プロ漫画家入門
漫画で食べていくとはこういうことだ! 職業・漫画家のすべて!!

最強講座4・漫画家養成実践マニュアル
「読み切り」を作り、出版社の門を叩け! 長編連載漫画を勝ち取るための編集部攻略法!!

最強講座5・漫画ビジネスのすべて
漫画出版業界を知らずにプロにはなれない! 日本の漫画ビジネスの現実を知れ!!

最強講座6・MANGAの未来戦略
漫画の未来はデジタルと海外進出にあり! 明日の漫画家は今日の漫画家ではない!!

最強講座補講 鳥嶋和彦スペシャル対談
鳥嶋和彦と鳥山明、桂正和、稲田浩司が語り尽くす、ヒット作誕生の舞台裏!!

詳細は画像参照

説明や感想など

・Dr.スランプ/鳥山明
・ドラゴンボール/鳥山明
・電影少女/桂正和
・ダイの大冒険/堀井雄二(監修)、三条陸(原作)、稲田浩司(作画)

などの編集者を務めた鳥嶋和彦が、「ヒットするマンガ」の法則を一冊の本にまとめたもの。

これらの作品がなぜ読者の支持を得られたのか、が、マンガの技法をからめて余すところなく解説されています。

加えて、

・マンガ家になるために必要な資質や心構え
・プロになり、作品が売れたあとの収入の内訳や対策
・上述した作家たちとの対談

などもあり、この内容で1,800円というのはかなりお得だと思います。

『読者の支持が得られた要因』が解説されており、ある程度踏襲することは可能だと思いますが、これを読めば売れる作品が作れるわけではなく、あくまで可能性を高めることができる、くらいのスタンスで読むのが良いと思います。

なぜなら、読みやすい・魅力に感じるコマ割りや絵の説明はできても、

どのようにして作家はそれを生み出したのか

は説明できないからです。

実際に著者も、秀逸なコマ表現に対して

『見事というほかない』

といったコメントをしており、どうやったらこのようなコマ表現を生み出せるのにかは言及していません。

しかしながら、これは著者の責任ではなく、これこそがマンガの(作家の)魅力の核だと思うので、説明ができないのはある意味当然と言えるかと思います。

したがって、「描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方」という本ではあえて技法がほとんど語られなかったことと、相反しているようで、実は遠くないのかもしれません。

なお、上述したようにマンガの技法以外のこともたくさん掲載されているので、マンガ家になるつもりがない、各作家や作品のファンも楽しめる内容かと思います。

あと、

なんか読みにくいな
キャラクターがなにをやったのか頭に入ってこないな

と思った作品に対して、なぜ読みにくいのかが、ある程度理解できるようになります。

(あぁ、これアニメで見られるアクションをマンガのコマ割に引用してるから読みにくいんだろうな、とか)



この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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