

発行日
発行日:2014年5月1日
目次は以下
はじめのはじめに
プロローグ「少年ジャンプ」と名づけた日
第1章 集英社は大きかった!
生まれた時から猛スピード
どえらい金持ちだった実家
愛読書は「おもしろブック」
妄想・お話が好きになる
作文が大きな賞を受賞する
自宅から3分の高校に進学、劣等生に
安保闘争での体験
浴びるほど映画を観る高校生
京都大学に三度の挑戦、三度の失敗
下宿人・森繁久彌
学園祭で巨大な利益を得る
赤塚不二夫に会う
早大闘争
写真を撮られているからダメ
世の中に派手めに登場したい
集英社を受験する
「少年誌の救世主になる!」
第2章 「少年ブック」休刊と「ジョーカー」創刊
先輩に連れられて競輪へ
日誌提出は気が抜けない
初担当は松本零士『光速エスパー』
赤塚不二夫と再会する
「努力・友情・勝利」か「友情・努力・勝利」か
新人漫画家を「食わせる」
新人の発掘、長野編集長の嗚咽
怒鳴られる日々
派手めな出来事
「少年ブック」休刊号の編集地獄
1966年4月「ジョーカー」創刊
脱がせの篠山と、大物のヌード
写真の撮影料
素人ヌードは大仕事
「ジョーカー」突然の休刊
第3章 トイレット博士狂騒曲
「少年ジャンプ」創刊に「参画」
創刊の背景
専属制度・アンケート主義・ネームチェック制度
「友情・努力・勝利」3つのうち2つは使え
永井豪との出会い
赤塚不二夫のギャグの作り方
とりいちゃんとの出会い
『トイレット博士』の大ブレイク
クソまみれ掟破りの創作に燃えた
真剣で温かい『ぼくの動物園日記』
『警察犬物語』で警察に表彰される
『包丁人味平』で読者が職人の道に進む
『サムライジャイアンツ』とザ・梶原伝説
手塚賞・赤塚賞・梶原賞
ジャンプの社会派精神
第4章 「ヤングジャンプ」創刊!
「増刊」でチャレンジして青年誌を模索
運命の12月15日、創刊決定!
二人の上司との闘い
ヤンジャンのスローガン
セックス描写に関する万全の準備
読んだら捨てる雑誌を目指す
採算分岐点を知る
表紙は雑誌の「顔」
なぜ、クマなのか!?
創刊人事でチームが出来る
手づくりの創刊前夜祭
読者が本当に楽しめるマンガを!
創刊号の作者たち
ヤンジャンの新人賞
他誌にない魅力を出す!
新人育成と広告入稿
新人発掘のすべてをイベント&グラビアに!
青年の生活に寄り添う
メタクソ編集長
兄貴のスタンス
谷岡ヤスジとの出会いと別れ
第5章 「ビジネスジャンプ」創刊、そして白泉社
ナゴヤ商法だったかも
「ビジネスジャンプ」「ベアーズクラブ」創刊!
ホーム社への出向命令
集英社(ホーム社)退社、白泉社へ
白泉社で大爆発!
エピローグ 人生は編集だ!
あとがき
巻末資料
説明や感想など
週刊少年ジャンプ、ヤングジャンプの創刊に携わった編集者、角南攻氏がその編集人生を振り返った作品。
ヤングジャンプの2代目編集長、ビジネスジャンプの初代編集長を務め、のち、白泉社の常務取締役・顧問としても活躍した人物。
体言止めを多用しているからか、なんだかラップのような文体ですが、なぜだか読みやすい。
情報の少ないヤングジャンプの創刊時のエピソードなどを知ることが出来ます。
後半、集英社から出向を命じられるエピソードがあり、そのことについての詳しい説明がないので、「???」となる人も多いかと思います。
これだけ八面六臂の活躍をしていながら、なぜ集英社を追い出されるような形になったのか?と。
その点については、少年ジャンプ3代目編集長、西村繁男氏が書いた『さらば、わが青春の「少年ジャンプ」』や、『漫画王国の崩壊』を読むと、おおよその理由が推察できるかと思います。
ホーム社への出向後、しばらくして集英社を退社して白泉社へ。
『藍より青し』『エアマスター』、『ホーリーランド』や『デトロイト・メタル・シティ』など、ヤングアニマルが一時期勢いがあったときに私も購読していましたが、どうやら角南氏が白泉社に来た影響が少なからずあったようです。
少年ジャンプ四代目編集長である後藤広喜氏が、その著作『「少年ジャンプ」黄金のキセキ』のなかで、当時の編集部は最強だった、というようなことを語っていましたが、角南氏のエピソードを読み、改めて納得させられたのでした。





コメント