

発行日と目次
発行日:1983年7月1日
目次は以下。
-特集 村上もとか-
・カラーイラスト
・インタビュー
・プロフィール・仕事場訪問
・初対面の印象は、和服が似合いそうな白面の美青年!:新谷かおる
・我が良き編集者-村上もとか:石川サブロウ
・心技体・「六三四の剣」「エーイ!剣道」の世界
キャラクターズ ・グラフティ、技・構え、名勝負集、少年の成長の物語:三好 明
・栄光のチェッカーをめざせ!!「赤いペガサス」の世界
キャラクターズ・グラフティ、F1サーカス、カー&キャラクター、F1今昔、レーシング・ワルツ
・アメリカ魂!「ドロファイターの世界」
・THAT’S ALL RIGHT,「クレージー・ロード」
・OTHER RACING STORIES
・バイクこそ命・「熱風の虎」の世界
・限界への挑戦・「岳人列伝」の世界
岳人たち 福田史裕
・未発表作品紹介
・村上まんがによせて:中山良
・作品・単行本リスト
※以下、目次の大項目のみ記載
■まんが最前線
■COMIC STREET
■小特集 ファンタジィ&メルヘン
■「夜話」 山田章博
■まんが おもちゃ箱
■おしゃべり階段
■まんが同人誌
説明や感想など
六三四の剣が始まって2年後くらいの雑誌。
2022年に発行された『村上もとか 「JINー仁ー」、「龍ーRONー」、僕は時代と人を描いてきた。』では本人のご年齢、これまでの多大な功績もあって、「仕事」が中心の重厚な内容でしたが、この本では友人の漫画家たちが「普段の村上もとか」について軽めのノリで語っていて面白い。
村上もとか先生は、幼少の頃は江ノ島線の「口座渋谷」あたりに住んでいたのだとか。
いま地図上で見るとそうは見えませんが、当時は田舎だったそうです。それゆえか、貸本を知らなかったのだそう。
キャリアのスタートは『サインはV』の望月あきらのアシスタントから始まりますが、ご近所に住んでいたようで、無理やり頼み込んでアシスタントにしてもらったそうです。
望月あきらの病気により、アシスタント期間は3か月のみ

この『ぱふ』という雑誌、いろいろと変遷があったようですが、私が購入した号は1983年のもので、「ポップなイラストと楽屋ノリの雰囲気」という、80年代特有の空気満載で、とてもノスタルジーを感じます。

にしても、1冊の情報量が半端ない。
今のように「情報過多」の時代だと、とても全部読み切れませんが、当時は書き手も読み手もじっくり時間をかけて『雑誌』を通じて交流できていたんでしょうね。 良い時代です。
Wikipediaに
1980年代前半には漫画家デビュー前の藤島康介が一時期編集者として在籍し
という記載があって気になって見てみたら、確かに藤島康介の名前がありました。
デビュー間もない頃の山田章博氏の絵物語のようなものが掲載されているのも、貴重ですね。


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