

発行日と目次
発行日:2000年2月14日
目次は以下。
失われたマンガ雑誌を求めて
Part1:伝説の始まりと終わり
・合わせ鏡に映ったマンガの青年期 伝説の2大雑誌[COM]と[ガロ]
・「ニューウェーブ」という時代
・すべてはエロから始まった
・インタビュー:ひさうちみちお
Part2:男の世界は弱肉強食!?
・消えた少年マンガ誌の墓碑銘
・青年マンガ誌の「理想と現実」
・インタビュー:とり・みき、永野のりこ
Part3:ブームが来たりて笛を吹く
・SFビッグバン時代の光芒
・アニメとマンガの狭間で
・ホラーマンガバブルの果てに
・専門ジャンルマンガ誌の明暗
・インタビュー:やくみつる、御茶漬海苔
Part4:偉大なる実験精神
・早すぎた実験
・[マニア受け雑誌]短命の理由
・シブすぎ!?大人の世界
・[新人登竜門雑誌]はもういらない!?
・小池一夫の華麗なる(?)挑戦
・インタビュー:田中圭一、松苗あけみ
Part5:女とマンガの不思議な関係
・週刊少女誌はなぜ消えた!?
・女性マンガの「進化」と「適者生存」
・レディコミ「すれ違い」の構図
・少女とエッチを結ぶもの
・インタビュー:吉田まゆみ
こんなマンガ雑誌があったのか? お宝から珍品までー休刊マンガ誌セレクション
マンガ家32人に聞きましたーいろんな意味で心に残るマンガ雑誌
説明や感想など
短命に終わった雑誌から伝説的な存在まで、1960年代から1990年代の終わりまでに発行されたマンガ雑誌の背景や特徴を紹介しています。
「COM」「少年キング」「Comicアレ!」など、現在では入手困難な雑誌も取り上げられており、マンガ史の研究や懐かしさを感じる読者にとって貴重な一冊です。

とくに、マンガ史のなかでそれなりに重要なポジションに位置しているにも関わらず、あまり語られることがない三流劇画誌(エロ劇画誌)のことも詳しくかつ体系的に書かれているので、その点でも非常に貴重だと言えるのではないでしょうか。
2025年現在、いまこんな本を作っても絶対に採算が取れないので、二度とこの手の本が販売されることはないでしょう。(赤字前提で出すこともあるかもしれませんが・・)


当時読んでいた一般読者の感覚で説明されており、その内容が的を射ている点から、お金を持っている動画界隈の人が真似をすることも恐らく不可能でしょう。
興味がある人は、プレミアがつく前に手に入れておくことをおすすめします。


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