漫画編集者/木村俊介

フィルムアート社
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目次

発行日と目次

発行日:2015年5月25日

以下、目次

はじめに

1章:猪飼幹太「月刊コミックリュウ」(徳間書店)
・マンガ「いがいさんと私」/ふみふみこ
2章:三浦敏宏「ヤングマガジン」「ヤングマガジンサード」(講談社)
・マンガ「担当さん漫画」/平本アキラ
3章:山内菜緒子「週刊ビッグコミックスピリッツ」「月刊!スピリッツ」(小学館)
・マンガ『細うで繁盛記と書いてヤマウチナオコと読む』/ゆうきまさみ
4章:熊剛「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)
・マンガ『担当K氏とわたし』枢やな
5章:江上英樹「IKKI」(小学館)
・マンガ『エガミさん』松本大洋
6章:「問いを見つける職業」を取材してみて

おわりに

説明や感想など

漫画の編集者にインタビューを行ったものをまとめた著作。

著者のこだわりで、インタビュアーとしての自身の発言は記載されていない。

つまり、こんな感じ

・昭和に活躍した編集者の自伝的著作
・マンガ関連のムックで編集者がインタビューに答えている

といったものは複数ありますが、マンガ編集者のインタビューだけでまとめられた本は珍しいです。

平成以降に活躍したマンガ家の編集者、という点でも珍しい

担当したマンガ家による、編集者との関係を描いた数ページのマンガが載っているのも嬉しい点。

それはさておき、ここに登場する編集者たちの色んな発言を読んでいると、どうやら「漫画はつまるところ、『線』」であるらしい。

最近読んだ「ちばあきおのすべて」という著作でも、アシスタントたちの座談会でみんな『線』について語っていました。

私は音楽をずっとやっていた人間なのですが、音楽ってやっぱり『音』だよなと思っています。それが歌であっても。だから、「漫画は『線』」というのは、なんとなく分かる気がします。

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この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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