

発行日と目次
発行日:2007年2月25日
目次は以下
発端―または酒井七馬の墓に参ること
第一部:生いたち・マンガ・アニメ・終戦
第二部:焼け跡・『まんがマン』・『新寶島』・赤本ブーム
第三部:紙芝居・絵物語・テレビアニメ
大団円
あとがき
取材協力および資料提供/主要参考文献/酒井七馬関連年表
説明や感想など
マンガの歴史をいろいろ漁っていると、ふと疑問に思うことがあります。
『新寶島』原作・構成/酒井七馬、作画/手塚治虫
戦後マンガの歴史や評論のなかで必ず登場する重要な作品なのに、原作者である酒井七馬についてほとんど触れられない。
手塚が描いたからこそヒットしたのは間違いないのだろうけど、それにしても『原作者』についてほとんど誰も語らないのはなぜだ・・・。
と思っていたところ、その疑問を埋めてくれる本と出会いました。それがこの『謎のマンガ家・酒井七馬伝』。
今までほとんど知られていなかった、『新寶島』以前と以降の酒井七馬の活動を、少ない情報を頼りに取材を重ねて書き上げた作品。
これまでは『不遇な晩年をおくり、最後は餓死した』という言説が信じられていましたが、実際はそうではなかった。
狭い世界のなかの話だとは思いますが(酒井七馬のことを知っている人自体が少ない)、これまで不名誉な扱いを受けていた一人の人間の名誉を回復させた、という点で、大変に立派な作品だと思います。
※酒井七馬について解説されているページがありましたので、興味がある方はぜひ。おそらくこの著作が発行されたことがきっかけかになっているかと思います。
大阪府立中央図書館 国際児童文学館 資料展示「関西マンガ界の伝説 酒井七馬とその時代」【解説】
なお、前段の作品として『手塚治虫と路地裏のマンガたち』という本があるので、未読の方は先にこちらを読んでおくことをお勧めします。 (私は先に酒井七馬伝を読んでしまった・・・)








コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 後継的な作品として、『謎のマンガ家 酒井七馬伝』という本がありますが、私は先にそちらを読んでしまいました。 […]