マンガ産業論/中野春行

目次

発行日と目次

発行日:2004年7月10日

目次は以下。

ー第一部ー マンガ産業の基本構造
第一章:マンガが産業になるまで
第二章:マンガ市場は二つあった
第三章:テレビが漫画市場をビッグにした
第四章:マンガ生産者としてのマンガ家

-第二部- マンガ産業の三十年
第五章:低迷と市場の拡大
第六章:マーケットの多様化と八〇年代
第七章:情報としてマンガを消費した九〇年代

-第三部- マンガ産業のあしたはどっちだ
第八章:少年誌と青年誌が読者を奪い合う
第九章:新しいマンガはどこから来るのか?
第十章:雑誌の時代は終わるのか?
第十一章:還暦を迎えるマンガ世代
第十二章:デジタル化はマンガを救うのか?

あとがき

説明や感想など

マンガのこれまでと未来を、産業構造の観点から論じた著作。

漫画関係の研究を行うにあたっての、必読の書と言えるでしょう。関係者や一般読者からの評価も高いです。

このアトムのマーチャンダイジングについては、「チェイサー」という漫画で分かりやすい描写がありました。



この記事を書いている2025年時点で、約20年前の著作ですが、マンガや雑誌に対する明るくない見通しについては、概ね著者の予想どおりになっていると言えるのではないかと思います。

最近はどんな良作でもアニメが流行らないとなかなか認知されないですし、アニメが流行っても、「原作を読む」人もどんどん減っていってる気がします。

バズってたから原作読んでみたけど、「それほどか?」と思ってしまう、そんな体験を繰り返し、原作を読まなくなってきている人が増えているのでは・・・とちょっと思ってたりします。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • […] 第1部:マンガ/史・清水勲『漫画の歴史』・呉智英『現代マンガの全体像』・竹内オサム『戦後マンガ50年史』・夏目房之介『手塚治虫はどこにいる』・鶴見俊輔『戦後日本の大衆文化史 1945-1980』・石田美紀『密やかな教育』・徐園『日本における新聞連載子ども漫画の戦前史』第2部:表現/読者・石子順造『マンガ芸術論』・夏目房之介・竹熊健太郎ほか『マンガの読み方』・ティエリ・グルンステン『マンガのシステム』・伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』・三輪健太朗『マンガと映画』・金水敏『ヴァーチャル日本語』・スコット・マクラウド『マンガ学』第3部:産業/メディア・竹熊健太郎・相原コージ『サルでも描けるまんが教室』・丸山昭『トキワ荘実録』・中野晴行『マンガ産業論』・永山薫・昼間たかし編『マンガ論争勃発』・貸本マンガ史研究会編『貸本マンガRETURNS』第4部:ジェンダー/セクシュアリティ・大塚英志『戦後まんがの表現空間』・押山美知子『少女マンガジェンダー表象論』・藤本由香里『私の居場所はどこにあるの?』・永山薫『エロマンガ・スタディーズ』・堀あきこ『欲望のコード』・岩下朋世『少女マンガの表現機構』第5部:日本/世界・小野耕世『アジアのマンガ』・小田切博『戦争はいかにマンガを変えるか』・宮原浩二郎・荻野昌弘編『マンガの社会学』・大城房美・一木順・本浜秀彦編『マンガは越境する!』・吉村和真・田中聡・表智之『差別と向き合うマンガたち』 […]

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