マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談/竹熊健太郎

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目次

発行日と目次

発行日:2004年2月29日

目次は以下。

Part1:マンガ業界のハナシ
・マンガ原稿料の秘密
・描き下ろしマンガの可能性
・1+1=3 ~「原作論」の確立に向けての提言~
・マンガ幼年期の終わり?
・マンガ研究の現在
・マンガ 世界 戦略
・マンガと文学
・映画とマンガの新しい関係
・マンガと著作権
・トキワ荘、完全消滅
Part2:マンガ本のハナシ
・作家のすべては処女作にあり!『魔少年ビーティー』荒木飛呂彦
・♪どんどん増える星の数、末は社長か会長か?『島耕作』シリーズ
・消えたマンガ家の幸福なその後『ドリーム仮面』中本繁
・甘美なる終末『方舟』しりあがり寿
・彩雪に舞う・・・『彩雪に舞う・・・』楠勝平
・巨匠・幻の遺作『南回帰線』作:中上健次/画・たなか亜希夫
・竹中労と『黒旗水滸伝』作・竹中労/画・かわぐちかいじ
・マジメな芸術家の描いたマジメなマンガ『漂流教師』パルコキノシタ
・無邪気な邪気『シンデレラーラちゃん』水野純子
・もうひとつの「メカと美少女」『ニナライカ』作・川崎ぶら/画・秋童学
・天然まんが家『天然まんが家』本宮ひろ志
・もはや<パロディ>ではない!『神罰』田中圭一
Part3:マンガ作家のハナシ
・宮崎駿という奇跡
・赤塚不二夫を語る
・ママがこわい ~楳図マンガの「求心力」について~
・新海誠論 あなたは『ほしのこえ』を見たか?
Part4:サルまんのハナシ
・『サルまん』はこうして生まれた
・特別付録:幻の第一回サルまん・ボツネーム(作・竹熊健太郎/画・相原コージ)
おわりに

説明や感想など

当著作の「おわりに」に書かれているように、

とある著名な漫画家は原稿料がページ20万円

というネットの書き込みに、「到底あり得ない」と氏が反論し、論争となったことがきっかけとなって生まれたもの。

しかしながら、原稿料やお金の話がメインで語られているのはPart1の「マンガ原稿料の秘密」のみで、他は業界のタブーや知られざるエピソードを交えながらさまざまな観点で漫画家や漫画作品を紹介する内容になっています。

紹介の仕方がうまいので、この本で挙げられている作品を全部読みたくなってしまって困りました。(笑)

で、さすがというか、まだ自主制作時代の新海誠に注目して、この時点ですでに『新海誠論』を書いているところがすごい・・。

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この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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