劇画狂時代 「ヤングコミック」の神話/岡崎英生

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目次

発行日と目次

発行日:2002年9月20日

目次は以下

第1章:獣、この死に様を見ろ!
第2章:青春球場
第3章:麻生れい子薔薇色の裸身
第4章:太陽への狙撃
第5章:はみだし野郎の子守唄
第6章:夜が明けたら
第7章:性蝕記
第8章:日本国マル秘分譲計画
第9章:怨獄紅
第10章:雨の少年、いつから棄てたの
第11章:関東平野
第12章:死、そして再会
あとがき

説明や感想など

ヤングコミックを出版した少年画報社に勤めていた作者が、ヤングコミックの創刊から休刊、その後、復刊されるまでのエピソードを綴ったもの。

作者自身は数年で少年画報社を退職しているため、体験談的に語られるのは途中まで。とはいえ、とくに違和感なく最後まで読めるかと思います。

作者が担当した上村一夫や宮谷一彦とのエピソードから、ヤングコミックが創刊された頃の経緯、繰り返される方針転換、部数が伸び、そして落ちていくまでが詳細に描かれています。

この本を読んで、1970年代から1980年代にかけて、世の中がどのように変わっていったのかが何となく掴めたような気がします。



それはさておき、宮谷一彦と関りのあった人は、なぜかくも彼に語りかけるように文章を紡ぐのか。

最後まで読んで、目頭が熱くなってしまった。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

コメント

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戦後マンガ雑誌の創刊エピソード | まんかん へ返信する コメントをキャンセル

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