マンガ産業論/中野春行

created by Rinker
¥1,800 (2025/05/20 20:20:10時点 Amazon調べ-詳細)
目次

発行日と目次

発行日:2004年7月10日

目次は以下。

ー第一部ー マンガ産業の基本構造
第一章:マンガが産業になるまで
第二章:マンガ市場は二つあった
第三章:テレビが漫画市場をビッグにした
第四章:マンガ生産者としてのマンガ家

-第二部- マンガ産業の三十年
第五章:低迷と市場の拡大
第六章:マーケットの多様化と八〇年代
第七章:情報としてマンガを消費した九〇年代

-第三部- マンガ産業のあしたはどっちだ
第八章:少年誌と青年誌が読者を奪い合う
第九章:新しいマンガはどこから来るのか?
第十章:雑誌の時代は終わるのか?
第十一章:還暦を迎えるマンガ世代
第十二章:デジタル化はマンガを救うのか?

あとがき

説明や感想など

マンガのこれまでと未来を、産業構造の観点から論じた著作。

漫画関係の研究を行うにあたっての、必読の書と言えるでしょう。関係者や一般読者からの評価も高いです。

このアトムのマーチャンダイジングについては、「チェイサー」という漫画で分かりやすい描写がありました。



この記事を書いている2025年時点で、約20年前の著作ですが、マンガや雑誌に対する明るくない見通しについては、概ね著者の予想どおりになっていると言えるのではないかと思います。

最近はどんな良作でもアニメが流行らないとなかなか認知されないですし、アニメが流行っても、「原作を読む」人もどんどん減っていってる気がします。

バズってたから原作読んでみたけど、「それほどか?」と思ってしまう、そんな体験を繰り返し、原作を読まなくなってきている人が増えているのでは・・・とちょっと思ってたりします。

created by Rinker
¥1,800 (2025/05/20 20:20:10時点 Amazon調べ-詳細)

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

コメント

コメントする

目次