手塚治虫の冒険: 戦後マンガの神々/夏目房之介

目次

発行日と目次

発行日:1998年7月1日
※単行本は1995年6月発売

以下、目次

はじめに
第一講:手塚治虫の線とコマ『メトロポリス(大都会)』
第二講:初期手塚マンガの達成『来るべき世界』
第三講:さまざまな実験『罪と罰』
第四講:手塚マンガのライバルたち『イガグリくん』『忍者武芸帳<影丸伝>』
第五講:60年代手塚マンガの変容『どろろ』
第六講:手塚マンガの再構築『火の鳥』
第七講:大友克洋と手塚治虫『陽だまりの樹』
第八講:最後の手塚治虫『ネオ・ファウスト』

・注
・あとがき
・文庫本あとがき
・解説「夏目房之介はどこにいる」 瓜生吉則

説明や感想など

著書「手塚治虫はどこにいる」をテーマに行われた講義録をもとに書きおろされたもの。

「しゃべり調」で書かれているので、かなり読みやすい。

手塚を中心に展開するものの、「手塚治虫はどこにいる」よりも手塚以降の漫画家や作品についてたくさん語られており、これを読むとなぜ

戦後マンガの表現は
・手塚以前、手塚以降
・大友以前、大友以降
の2つしかない

と言われるのかがある程度理解できるようになります。

「手塚治虫はどこにいる」とあわせて読んでおきたい作品。

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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