

目次
発行日と目次
発行日:1995年12月4日
※単行本は1992年6月発売
以下、目次
序:手塚さんの死
手塚治虫像:宝塚・戦争・マンガ
初期手塚マンガの楽しさ:モッブシーン
『新宝島』:コマの革命はあったのか?
『新宝島』の読み方:表現論
ヒョウタンツギ:方法的アソビの意味
落書き記号の面白さ:線の思想
手塚的な目玉たち:自意識
『ジャングル大帝』:<物語>と画像
月刊誌黄金期:『アトム大使』から『0マン』へ
『鉄腕アトム』:描線の両義性とエロス
テレビ・アニメへ:手塚治虫のいた場所
『新選組』『火の鳥』:劇画
ふたたび『ジャングル大帝』:線と世界の変容
〈死〉の視線:手塚治虫・水木しげる・大友克洋
あとがき
解説 神々はペン先に/氷室冴子
説明や感想など
手塚治虫の死に際して、愛してやまないがゆえに「手塚治虫への正しい評価」を、冷静な視点で論じた著作。
これからマンガの研究を始める人や、マンガのことをもっと知りたいと思う人には必読の書と言えると思います。
今でも『神である手塚治虫が描いたものは全部すばらしい』ような意識が一般化されていますが、それは本当か?が、読めば分かると思います。

手塚治虫を神ではなく、人として扱い、正しくマンガの神様であることを位置づける、重要な著作。
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コメント
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