北澤楽天と岡本一平 日本漫画の二人の祖/竹内一郎

目次

発行日

発行日:2020年4月22日

目次は以下

第一章:ジャパニメーションの発展と手塚治虫
第二章:北澤楽天の生涯と業績
第三章:岡本一平の波乱の人生と功績
第四章:楽天山脈と一平山脈に連なる弟子たち
おわりに
主要な参考文献

説明や感想など

北澤楽天と岡本一平の二人が、日本におけるマンガの祖ではないかと主張した本。

コンパクトにまとめられていて、読みやすかったです。

しかしながら、共感できる部分もありつつ、強引に主張を推し進めようとしている感じがあって、全体的な納得感は薄かったです。

たとえば、女性(少女)向けマンガ作家の始祖たちともいうべき、

水野英子、上田トシコ、むれあきこ、わたなべまさこ、巴里夫、高橋真琴 他、多数

が語り合った

『少女マンガはどこからきたの?: 「少女マンガを語る会」全記録』

という本があるのですが、彼女(彼)たちですら「少女マンガとは何か」という、そもそもの定義が完全に解決できていません。

しかしながら、本作では北澤楽天が描いた「とんだはね子嬢」を持ち出し、

『 「日本初の少女漫画の作家」とも言えるだろう』

と結論づけていたりします。 (なお、少女マンガはどこからきたの? の中でも『とんだはね子嬢』が出てきます)

ほか、「手塚が医者よりも漫画を選択したのは、名より実をとったからではないか」といった主張も、ちょっと強引さを感じたり・・・総じて、読んでいて「う~~~~ん????」となることが多かったです。

( ひょっとして『現代マンガの全体像』とか『近藤日出造の世界』とか読んでいないのでは・・とかも思ったり・・)

この記事を書いた人

1970年代生まれ。少年ジャンプは黄金期、就職は氷河期の世代。

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