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最高653万部!ジャンプ黄金期とは?時代はいつ頃?代表作は?

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こんにちは。 1980~1990年代の少年ジャンプをリアルタイムで読んでいた、みやんと申します。

「ジャンプ黄金期」という言葉がよく使われますが、

・いつの時代の話なのか?
・どんな作品が連載されていたのか?

と気になる方も多いと思います。

この記事では、『ジャンプ黄金期』を小~中学生時代にリアルタイムで経験した私が、当時を振り返りながら解説しています。


ジャンプ黄金期のことを詳しくを知りたい方や懐かしみたい方はぜひ読んでみてください。

※各年代の連載情報は文化庁が運営しているメディア芸術データベースを参考にしています。


一部作品名や画像にリンクをつけていますが、全てKindleへのリンクになっています。



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目次

少年ジャンプ黄金期とは?時代はいつ頃?

少年ジャンプの黄金期とは、

キン肉マン、Dr.スランプ、キャプテン翼、
キャッツアイ、北斗の拳、ドラゴンボール、
シティハンター、魁!!男塾、聖闘士星矢、
ジョジョの奇妙な冒険、ろくでなしBLUES、
ダイの大冒険、SLAMDUNK、幽遊白書、
ジャングルの王者ターちゃん

などの作品を生み出した期間のことを指し、年代としては

1980年ごろから、1994年末に歴代最高発行部数『653万部』(ギネス認定)を達成し、95年、96年にかけて部数が下がっていくまで

となります。

実際の発行部数を見ていくと、

1980年~1983年・・・300万部前後
1984年・・・300万部台を維持
1985年・・・400万部達成
1989年・・・500万部達成
1995年・・・653万部達成
1996年・・・新年号が588万部(推定)

となっています。

1980年のDr.スランプ連載開始~1996年のSLAM DUNK連載終了までをジャンプ黄金期とする論が多いですが、個人的には、1985年~1995年までが『黄金期』ではないかなと思っています。

理由としては、

・1983年後半に始まった北斗の拳の影響
・1985年に400万台を突破 (それ以前はサンデーと争っていた)
・1995年の653万部達成以降、部数が下がり続けて回復しなかった


の3つ。

1985年を始まりとしたのは、他誌が追いつけなくなったのが1985年頃だから。


終わりの年を1995年としているのは、その年にドラゴンボールが終了した時点で『看板漫画』の数が十分ではなくなったから。

です。

1980年~1996年ではなく、1985年~1995年までがジャンプ黄金期

ではないかというのが私の持論です。

400万部達成時(1985年4-5号)の連載一覧

400万部を達成したのは『1985年 4-5号』。※1984年12月25日発売

当時の連載は

作品名作者名

北斗の拳
原作:武論尊
作画:原哲夫

DRAGON BALL
鳥山明

ばくだん
本宮ひろ志

キン肉マン
ゆでたまご

きまぐれオレンジ・ロード
まつもと泉

キャプテン翼
高橋陽一

こちら葛飾区亀有公園前派出所
秋本治

ハイスクール!奇面組
新沢基栄

銀牙-流れ星 銀-
高橋よしひろ

ガクエン情報部H.I.P.
富沢順

ブラックエンジェルズ
平松伸二

男坂
車田正美

シェイプアップ乱
SHAPE UP RAN
徳弘正也

ウィングマン
桂正和

よろしくメカドックPART2
次原隆二

バオー来訪者
荒木飛呂彦
掲載順

この号の主要な作品の状況は、

北斗の拳・・・序盤の盛り上がり期(レイの話がメインの頃)

ドラゴンボール・・・連載開始5話目

キン肉マン・・・終盤(王位争奪戦)

キャプテン翼・・・物語中盤

ウイングマン・・・終盤

となります。

小学校低学年だった私は、アニメで好きになったキン肉マンを読めるということで親に買ってもらっていましたが、

アニメよりかなり先の話が描かれていたので、読んでもよく分からなかった

という感じでした。(笑)

ドラゴンボールは「Dr.スランプ」と同じ作者だという認識は無かったものの、なぜか第一話から読んでいたのを覚えています。

キャプテン翼の影響か、この頃はすでに子供たちの間でも『サッカー』が人気でした。

500万部達成時(1989年3-4号)の連載一覧

500万部を達成したのは、『1989年3-4号』。※1988年12月20日発売

当時の連載は

作品名作者名

DRAGON BALL
鳥山明

CYBER ブルー
原作:bob
脚本:三井隆一
作画:原哲夫

聖闘士星矢
車田正美

CITY HUNTER
北条司

まじかる☆タルるートくん
江川達也

魁!!男塾
宮下あきら

燃える!お兄さん
佐藤正

THE MoMoTARoH
ザ・モモタロウ
にわのまこと

翔の伝説
高橋陽一

こちら葛飾区亀有公園前派出所
秋本治

ボクはしたたか君
新沢基栄

ジャングルの王者ターちゃん
徳弘正也

神様はサウスポー
今泉伸二

ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦

恐竜大紀行
岸大武郎

県立海空高校野球部員
山下たろ~くん
こせきこうじ

ついでにとんちんかん
えんどコイチ

BASTARD!! -暗黒の破壊神-
萩原一至

ろくでなしBLUES
森田まさのり
掲載順


この号の主要な作品を見てみると、

ドラゴンボール・・・ラディッツと戦ったあと、界王様の元へ修行に

聖闘士星矢・・・ポセイドン編

男塾・・・天挑五輪大武會

ジョジョの奇妙な冒険・・・対カーズ。第二部の終わり

となります。

年齢によって見方は変わるかもしれませんが、個人的にはこの号が出た年の1988年から1991年くらい辺りが、一番ジャンプが盛り上がっていた時期なのではないかと思います。

653万部達成時(1995年3-4号)の連載一覧

復刻版のジャンプです

歴代最高部数の653万部を達成したのは、1994年12月20日発売の『1995年3-4号』。

当時の連載は

作品名作者名

SLAM DUNK
井上雄彦

SHADOW LADY
桂正和

MIND ASSASSIN
かずはじめ

DRAGON BALL
鳥山明

みどりのマキバオー
つの丸

とっても!ラッキーマン
ガモウひろし

るろうに剣心
-明治剣客浪漫譚-
和月伸宏

ボンボン坂高校演劇部
高橋ゆたか

NANPOUDEN -南方遊伝-
梅澤春人
※読み切り

地獄先生ぬ~べ~
原作:真倉翔
作画:岡野剛

ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦

キャプテン翼
ワールドユース編
高橋陽一

こちら葛飾区亀有公園前派出所
秋本治

新ジャングルの王者ターちゃん
徳弘正也

DRAGON QUEST
ダイの大冒険
監修:堀井雄二
原作:三条陸
作画:稲田浩司

影武者徳川家康
原作:隆慶一郎
脚本:會川昇(第4巻まで)
作画:原哲夫

NINKU -忍空-
SECOND STAGE
桐山光侍

RASH!!
北条司

ろくでなしBLUES
森田まさのり

BØY -ボーイ-
梅澤春人

BAKUDAN
宮下あきら

王様はロバ

はったり帝国の逆襲~
なにわ 小吉
掲載順


この号の目次(復刻版のジャンプ)

この号以降、ジャンプは発行部数を減らしていくことになります。

復刻版が手元にあるので読んでみると、

有名作のほとんどが終盤。のちに有名になる作品がまだ序盤。

という感じで、うまく世代を繋げられなかったのでは、と感じました。

この号の連載状況

■スラムダンク:豊玉戦

■ドラゴンボール:ゴテンクスを取り込んだブウ対悟飯

■ジョジョ:4部 しのぶを襲った猫草を、川尻浩作(吉良吉影)が攻略する回

■ダイ:キルバーンの「◇の9」に閉じ込められたポップをハドラーがかばう回

■るろうに剣心(35話)

■ぬ~べ~:猫又の回(66話)

■マキバオー(6話目)

■ろくでなしBLUES(321話)



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1980年~1996年までに連載が開始された代表作を並べてみました。

スマホの方はタッチ&ピンチアウトで拡大してください


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1980~1984年に連載開始された代表作

Dr.スランプに始まり、キャプテン翼北斗の券ドラゴンボールとレジェンド作品が次々に生まれたのが1980~1984年。

画像には入れていませんが、1979年にキン肉マンがスタートしていることを考えると、めちゃくちゃ強いラインナップと言えるでしょう。

まさに『黄金期伝説の始まり』。

Dr.スランプ

作者鳥山明
掲載期間1980年5・6合併号 – 1984年39号
巻数全18巻

「んちゃ!」「キーン!」「ほよよ」など、数々の名セリフを生み出した、鳥山明の出世作。

業界関係者や研究者の間では、後のドラゴンボールよりもDr.スランプの方を評価している方が多いです。

リアルタイムで見ていた方は、現在人気のSPY×FAMILYのアーニャに、どこかしらアラレちゃん的な要素を感じる人も多いのではないでしょうか。

アニメで人気が出たイメージを持っていましたが、ジャンプ連載当初から人気があったそうです。

同じ集英社の少女漫画雑誌『マーガレット』から併載させてくれないかと打診があったほど、女の子にも人気があったそうです(私の姉もアラレちゃんのアニメを見てました) ※ちなみにジャンプ編集部はマーガレットへの掲載を断った

キャプテン翼

作者高橋陽一
掲載期間1981年18号 – 1988年22号
巻数全37巻

サッカー漫画の代表作と言って過言ではないでしょう。

世界各地のサッカー選手にもファンが多いことを考えると、その影響は計り知れないものがあります。

当時の小学生はみんなサッカーをやるときに↓のように袖をまくって日向小次郎の真似をしたのものですが、

他の国の子供たちも同じようなことをやっていたのか、気になるところです。


キャッツアイ

作者北条司
掲載期間1981年40号 – 1984年44号
巻数全18巻

シティーハンターで有名な北条司の出世作。

やや大人向けの作品で、「ヤングジャンプに読者を取られないようにするため」という思惑もあったのだとか。

私は少し下の世代なので、好んでは見ていなかったですが、杏里が歌ったアニメのOPはいまもハッキリ覚えています。

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