2025年にハマったマンガを選んでみました。
選出基準は
『雑誌の連載や単行本で続きを楽しみにしていたか』
です。
1位:POLE STAR/NON

中学生の女の子が、ポールダンスならぬポールスポーツの魅力にハマり、ポールを通じて成長していく物語。
電子で連載を読んでいるのですが、電車の中で泣いてしまった。
表紙の色がキレイなので久しぶりに紙の単行本で購入。 意外にも?妻も読んでくれて、気に入ってもらえたのが嬉しかった。
読みやすさ、分かりやすさ、心理描写すべてがハイレベル。
最近のマンガにありがちな、
・やたら挟まる過去エピソード
・覚えられない名前
が無いのが素晴らしい。
NON先生のPOLE STARとても面白い。
— ひびきみさき (@misakichi0627) October 16, 2025
ポールダンスの漫画は前にも買ってたことあるから前提知識はあったけど、ポールスポーツはまた違う感じ。
あと素直に絵が上手い。
美人が本当に美人に描かれすぎてて凄い。
熱量の高い感じも好き。 pic.twitter.com/dYRJQeHzLE
2位:劇光仮面/山口貴由

以前から話題でしたが、去年から今年にかけて初めて読みました。
「ちょっとおかしな考えを持った人物」のディテールがきめ細かく、自然と世界観に引き込まれて、毎巻読んでいてハラハラ、ワクワクする。
この作者にしか描けない、唯一無二の作品だと思います。
3位:ねずみの初恋/大瀬戸陸

こちらも前から話題になっていた作品。ようやく読みました。
絵とタイトルから、恋愛ものかと思って避けていたのですが、とんでもなかった(笑)。
いや、純粋な恋愛ものではあるのですが、殺戮アクションでもあるという。
画面、場面の見せ方が秀逸で、読めばぜったい引き込まれてしまう。
4位:アンダーニンジャ/花沢健吾

花沢健吾の作品は読むと面白いのですが、非モテ男性への毒気のあるセリフでダメージを喰らうときがあるので避けてました(笑)。
しかしやはり読むと面白い。登場人物がなに考えてるかよく分からないし、組織の構成も難しくてよく分からないんですが、よく分からないままそれを楽しめます。
私がもしマンガ家を目指してたら、このマンガ見て諦めると思う。
5位:メダリスト/つるまいかだ

以前からずっと好きで読んでます。
アニメ化もされて、やっと広く認知されたようで良かった。
アニメ化されても、巻を重ねてもまったくヨレることなく高熱量、高クオリティ。
「なんかおもしろいマンガない?」って聞いてくる人にすすめても、なかなか読んでもらえないのですが、なんでなんでしょうね。
ファンタジーアクション以外のジャンルは、なかなかストレートに読んでもらえないですね。
6位:無敗のふたり/遠藤浩輝

去年、今更ながら同作者の『オールラウンダー廻』を読んで、ドはまりしました。ここ数年で読んだマンガのなかで一番面白かった。
というわけで最新作の『無敗のふたり』も、これもまた面白い。
もうこの2作品ばかり読んでいたい。
7位:隙間/高妍

2年前にも採りあげましたが、『このマンガがすごい!2026』のオンナ編で、みごと2位を獲得しました。
前作の『緑の歌 – 収集群風』を読み、なんとなく避けていた「はっぴいえんど」を聴いてみようという気持ちになったし、今作の『隙間』を読んで、沖縄や台湾の歴史や、戦争にもっと向き合わないといけないなと思わされました。
で、実際に京都国際マンガミュージアムで開催されていた『マンガと戦争展 2』へ行ったりもしたのですが、高妍さんの作品には、そのような行動を伴わせる力があると思う。
それは、高妍さんの真摯な想いが作品を通じて伝わるからだと思います。
8位:ふつうの軽音部/原作:クワハリ・漫画:出内テツオ

『このマンガがすごい! 2025』でオトコ編2位だったので読んでみたのですが、面白い。
現時点でもかなり売れてると思いますが、アニメ化されたら爆売れするんじゃないでしょうか。
バンドや邦ロックに興味がない人でも、十分楽しめると思います。
9位:ギルティえんじぇる/後藤 天泉

『コミックビーム』で連載されていた作品。
引きこもりニートでロリコンの男性が、お気に入りの女子小学生3人組を盗撮していたら、その子たちが「いじめ」で同級生を死なせてしまったシーンが映っていた。
というところから話が始まります。
うわーまた心が重くなるような作品かなこれ・・と思って読んでいたら、意外とそうでもない展開が続き、結局最後まで読んでしまいました。
現在コミックビームにて新作『さよなら僕のメイド様』という作品を描いていますが、これもまた面白い。
10位:二階堂地獄ゴルフ/福本伸行

カイジが止まったままで作者は何をやっているかというと、こちらを描いています。
2025年12月時点で10巻まで出ています。
連載スタートから読んでいますが、変わらずずっと面白い。
この作品はちゃんと終わってくれそうな気がする。
次点
以下は10位までに入りきらなかったもの。
首領ちゃん/小山健

週休2日制で悪の組織と闘うヒーローの、土日の休みの風景を描いたギャグまんが。
高レベルでおもしろい、のですが、最近ちょっと『良い話』系寄りなのが気になります。
ギャグを主軸で描いて欲しい。
青春爆走!/研そうげん

冴えない主人公が、何を考えているのか分からない巨乳の多部さんに振り回される、インモラルな青春マンガ。
いわゆる「童貞青春もの」的な作品ではあるのですが、破滅的な多部さんというキャラのおかげで先が読めなくて、おもしろいです。
澱の中/あむ

冴えない、未来のない主人公が働く中小企業に、ある日とつぜん入社してきた巨乳で可愛い夢空黒子。
彼女に惹かれた主人公は、ある日トイレ掃除のときに彼女の使用済みナプキンに手を伸ばします。
という、最低なところからスタートして、意外な展開が続きます。
2025年12月時点でそろそろ連載が終わりそうですが、重いテーマながら切ない物語性もあり、最後どう終わるのかが気になる作品。
エロ描写もあります。
後記
2025年はここ数年で読んだ「マンガの関連本」をサイトにまとめていたので、マンガ自体をあまり読めませんでした。
買ってから3年くらい置きっぱなしのマンガもあり、なかなか消化できません。
主にBOOK☆WALKERとコミックDAYSの読み放題でマンガ雑誌を読んでいたので、どうしても偏りますね。
小学館もそろそろ複数の雑誌をまとめて読めるサービスを作って欲しいですが、ブランドを大事にする会社だと思うので、難しいでしょうね。
そろそろ書籍の「積読」を解消できそうなので、2026年はマンガ作品をもう少し読んでいきたいと思います。
いろいろマンガの歴史や評論系の本を読んだりしていますが、本音を言うと『グラップラー刃牙のようなマンガをもっと読みてぇ~~』って感じです。

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