初めて電子書籍に手を出したのは2017年頃。それから数年は「たまに電子書籍で買う」くらいでした。あくまで紙がメイン。
『本』を電子メインで買い始めたのは2021年からで、1年間で約30万円分くらい購入しました。
電子書籍で読むのが当たり前
になってから、「電子書籍の良いところ悪いところ」が色々と分かってきたのですが、他の方はどう思っているのか、アンケートを取ってみました。
結果、以下のようになりました。
電子書籍のメリット
電子書籍のデメリット
この記事では、上述した電子書籍のメリット・デメリットについて、自身の体験も踏まえて解説していきます。
個人的には、
デメリットもあるものの、今後も電子書籍をメインで使用したい
と思っています。
アンケートはクラウドワークスというサービスを通じて、約100人に回答してもらいました。※メリット・デメリットについては一人最大3つまで回答してもらいました。
電子書籍のメリット
電子書籍の利用者数が年々増えていますが、それは何故なのか?
「〇〇なところが良くて使っている」という意見を見ていけば、その理由が分かってくると思います。
場所を取らない
・部屋のスペースを気にせず買える
・引っ越しのときに楽
電子書籍のメリットで最も多くの支持を集めたのが、この「場所を取らない」でした。
私自身もこれが最大の魅力だと思っています。
紙の本を集めていると、よっぽど広い家に住んでいない限り「入れ替え」が発生することになるかと思います。
場所もないし、この本売っちゃうか・・・
と手放した本をまた読みたくなって、古本で買いなおしたりネットカフェで再読したり、余計なお金がかかってしまうことも。
しかしながら、電子書籍ならば手放す必要がありません。ここが最大のメリットではないかと個人的に思っています。
いつでもどこでも読める
スマホやタブレットさえあれば、いつでもどこでも本を読めるのが電子書籍の大きな魅力。
私もかなり重宝していて、
・電車が来るのを待っているとき
・電車に乗っているとき
・病院の待ち時間
・USJやディズニーランドなどで並んでいるとき
・人を待っている時間
などに電子書籍を読むと、あっという間に時間が過ぎます。
待ち時間などのイライラ感から解放されます。これ本当に。
手軽に大量の本を持ち歩ける
何冊でもスマホの中に入れておけるのも魅力の一つ。
ハードカバーの重たい本を持ち歩かなくて済むし、何百冊、何千冊でも持ち歩けるので、気分に合わせていつでも好きな本を読むことができます。
いつでも買える、本屋に行かなくて良い
欲しい!と思ったときにいつでも買えるのも電子書籍の素晴らしい点。
「発売日の0時に読める」という理由で重宝している人もいるようでした。
気になった本をカートに入れたりお気に入りに登録できるのも便利。「買おうと思ってたやつなんだっけな?」となることもありません。
安く読める
少数意見だったのが意外でしたが、紙よりも安く買えることが多いのも、電子書籍の魅力だと言えるでしょう。
ただし一番普及しているKindleは、Shop指定の作品しか安く買えないので、個人的には
・honto
・楽天kobo
・ebookjapan
辺りがおすすめです。※20~40%OFFで好きな作品を購入できる機会が多い
(Kindleの影響で、「電子書籍は思ったより安くない」という意見が大勢を占めているのでは、と思っています)
汚れたり黄ばんだりしない
私はあんまり「本が劣化してきたなぁ・・・」とか思ったことないんですが、汚れないのが良い、という意見も少なからずありました。
その他の意見
数は多くなかったものの、「確かにそうかも」と思った意見としては、
・図解や図形などを拡大して読めるから便利
・暗いところでも読める
・紙では手に入りにくいものが読める
・在庫切れがない
というものがありました。
家族が寝ている横でスマホで本が読める、というのは、なかなか大きなメリットかもしれません。(眼が疲れるけど)
電子書籍のデメリット
電子書籍のデメリットについては、意見が分かれる傾向にありました。
目が疲れる
電子書籍は目が疲れやすいです。
理由としては、
・ブルーライトの影響
・平面だから目や顔を動かす必要がある
・適正なサイズで読んでいないから
・明るさ設定の問題
が挙げられるのではないかと思います。
アプリによっては「自動で明るく」する設定がされていることがあるので、明るさの調整をしておいた方が良いでしょう。
紙よりも読みにくい
・ページを進めたいのに前のページに戻ってしまった
・任意のページをパッと開けない
・字が小さい
など、紙よりも読みにくいという意見も多く見られました。
とくにスマホで見る場合は、実際の本よりも紙面が小さいサイズになりがちなので、本格的に作品を楽しみたいのであれば、タブレット×ブルーライトカットのフィルムを貼るのをおすすめします。
所有感が薄い
紙の本よりも「買って、所有している」感が薄いのも特徴の一つだと言えるかもしれません。
電子書籍は
コレクションしている感
を感じにくいので、コレクター傾向の強い人は、好きな作家の本は紙で買うなどの使い分けが必要かもしれません。
私はebookjapanという電子書籍ストアを利用しているのですが、このストアは背表紙が表示されるので、他のストアよりも多少なり所有感が満たせるかと思います。(マンガは強いけど活字が弱い点には注意)
バッテリーが無くなると読めない
スマホやタブレットのバッテリーがなくなると読めない、という意見もありました。
個人的にはあまり気になったことがないのですが、気になる人はモバイルバッテリーなどを持ち歩くと良いかもしれません。
貸し借りができない
自分が面白いと思った作品を知人・友人に「読んでみて!」と貸したりできないのが、紙の本との最大の違いではないかと思っています。(個人的にはこの点が一番の弱点ではないかと思っています)
複数の端末で家族とアカウントを共有することは可能。
たいていのストアで5台以上、端末の登録が可能です。※過去に調べたデバイス共有の比較表が見たい方はこちら ⇒ 電子書籍ストアの比較表
紙をめくるドキドキやワクワク感に欠ける
「次、どうなるんだ・・・!」とドキドキしながらページをめくる楽しみに欠けるのも、電子書籍特有のデメリットかもしれません。
しかしこの問題は、「なぜそう感じるのか」の説明が難しいところかもしれません。
『ペラっと紙が動いて次のページが現れる』みたいなゆったりした動きがなく、指を動かすと一瞬で表示されるから、など、そういった時間の感覚が影響しているのかも。
迫力に欠ける
紙と違って端末の大きさに依存してしまうので、「作り手が想定しているよりも小さい」画面になってしまいがちなのも、電子書籍特有の問題かと思います。
とくにマンガの『見開き(左右2ページで一画面を表現)』などは、スマホで見ると迫力や感動に欠けてしまうという問題があります。
これについては、
・できるだけ大きなタブレットで読む
・そもそもスマホで読むことを想定して作られた作品を読む
しか回避策がないのが現状だと思います。
売ることができない
買ってみたけどつまらなかった!
のに、売ることができないというのも電子書籍の気になる点かもしれません。
電子書籍は『紙で買ってBOOKOFFで売る』よりも安く買えることが多いのですが、なぜか損した感を感じてしまうのはなぜなんでしょうか。
恐らく「売ってやった」という感覚が得られない、精神的なものが影響しているのではないかと思います。
電波が悪いとスムーズに読めない
電波状況が悪いとスムーズに作品を読むことができません。
これを回避するには、あらかじめダウンロードしておくなどの対策が必要です。
とはいえ、「電波が悪くて読めない!」といったシーンはそれほど多くありません。
小説などは読後の達成感が薄い
活字の本は「読破した」という感覚が大事だったりしますが、電子書籍だとなんとなくその感覚が薄いです。
『読み終わったものを棚に並べる』という感覚に乏しいのも、読んだ達成感を得られにくい要因の一つかもしれません。
画質が悪いものがある
たま~にですが、「なんか画質が荒くないか?」と思えるものがあったりします。
とはいえ、ものによっては後に画像が差し替えられることもあるようなので、割合としてはかなり少ないです。
紙の単行本より、色や線が出ていない
という意見が見られたりしますが、その辺の感覚は個人によってかなり差があるのではと思います。私はあまり気にならない派。
充電がなくなる、データ容量を食う
電子書籍ストアのアプリを使ってマンガを読んでいると充電がいつもより減ることがありますが、明るさ設定を調節すれば改善することが多いです。
たくさんの本をダウンロードするとそれなりにデータ容量を食うので、SDカードを入れられるスマホであれば、そちらにダウンロードできるように設定した方が良いでしょう。
私も電子書籍はSDカードに保存するようにしています
たくさん買ってしまう
紙の本とは違って
50%OFF!
70%OFF!
などのセールが頻繁に行われるので、「いまのうちに買っておかねば!」という心理が働いて、ついついたくさん買ってしまいがちです。
私も常に数十冊が『積読』状態になっています。。
読み切れないほど買ってしまう、というのは、電子書籍のメリットでもあり、デメリットでもあるかと思います。
あんまり買いすぎると読むことがタスク化してしまって、楽しんで読めない、なんてこともあったりします。
以上、色々とメリット・デメリットを書きましたが、個人的には電子書籍推奨派です。
場所を取らない×安く買える、これがやはり最強。
ちなみに私は
活字と思い入れのあるマンガは紙。それ以外は電子書籍
という感じで分けています。
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