7項目で比較!紙の本と電子書籍のメリット・デメリット

こんにちは。 読書好きのみやんと申します。 マンガは35年、活字は20年ほど読んでいます。

私は5~6年前から電子書籍を利用していますが、現在は

マンガ9割電子書籍で買うようになった。思い入れのある作品だけ紙で購入。
活字電子書籍で買うのは、1割。ほとんど紙で買っている。

という感じです。

ぶっちゃけ、お金持ちで家に書庫があれば全部紙で買いたいのですが、残念ながらお金持ちではないので、そういうわけにもいきません。

家のスペースの問題で電子書籍も買うようになって数年経ち、それぞれのメリット・デメリットも見えるようになってきました。

それぞれ比較すると、以下のようになります。

比較項目電子書籍
価格新品はほぼ割引きなし20~40%引きで買いやすい
所有感高い低い
収納・スペース場所をとる場所をとらない
読みやすさ読みやすいやや読みにくい
手軽さ小さい本は携帯性ありいつでも読める
貸し借り・共有貸し借りしやすい家族とアカウントの共有は可能
売却可能不可

それぞれの強みをまとめると、

紙の本=所有感があり、読みやすく、貸し借りしやすい
電子書籍=安く買えて、場所をとらず、いつでも読める

となります。

この記事では、価格や読みやすさ、手軽さなどの項目について、それぞれ紙と電子書籍でどのような違いがあるのかを解説しています。

紙の本と電子書籍ってどう使い分けたら良いの?という方は、参考にしてみてください。

目次

紙の本と電子書籍の比較

本を買って読むのに、紙が良いのか電子書籍が良いのか、この答えはなかなか難しいところがあります。

なぜなら、どのような本をどのような目的で購入するのかによって、変わってくるからです。

以下、紙の本と電子書籍でそれぞれどんな強みや弱いところがあるのか、7項目に分けて解説してみました。

価格について

比較項目電子書籍
価格新品はほぼ割引きなし20~40%引きで買いやすい

紙の本は古本でもない限り、定価で購入する必要があります。少しでも安く買おうと思ったら、書店のポイントを貯めるか、Amazonや楽天ブックスなどでポイントを消費して購入するしかありません。

それに対して電子書籍は、ストアさえきちんと選んでおけば、定期的に20~40%割引きで買えることが多いです。(週に1回20%引きや還元を行っているストアが多い)

特にマンガはどの電子書籍ストアも力を入れているため、ときには50%引きで買えることもあり、古本よりも安く買えることがあります。

価格の面でいえば、電子書籍ストアの方がかなり有利と言えるでしょう。

<なぜ電子書籍には割り引きがあるのか?>

紙の本は『再販制度』という制度が適用されるため、原則、小売書店等は定価でしか販売できません。

この『再販制度』は「物」に適用される制度のため、「データ」扱いとなる電子書籍は適用対象外となります。つまり、電子書籍は定価で販売しなくても構わない、ということになります。

※再販制度について詳しく知りたい方は、一般社団法人「日本書籍出版協会」の下記ページをご参考ください。
https://www.jbpa.or.jp/resale/index.html

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所有感について

比較項目電子書籍
所有感高い低い

やはり紙の方が「買った!」「持っている!」感が強いです。

所有していることの満足度は紙の方が圧倒的に上。私も好きな作家や作品、画集等は紙で買うことが多いです。装丁が凝っている作品なんかは、やはり電子では再現が難しいでしょう。

2022年から発売が開始された大友克洋全集

半透明の色付きビニールカバーが美しい。紙の本ならではの所有感。

電子書籍の場合は、ebookjapanという電子書籍ストアが、本棚上で背表紙表示できる機能があって、他の電子書籍ストアよりも少し所有欲を満たしてくれます。

背表紙表示ができるのはebookjapanだけ

私もebookjapanを愛用しているのですが、つい集めたくなります。

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紙と電子で中身が違うことがある

紙と電子で中身が違う場合があるので気をつけましょう。

電子版にしかない」「紙にしかないコーナーや作品があったりします。

例えばマンガ単行本の場合だと、

・カバー折り返しの作者コメント
・カバーを外したときの単行本表面に描かれた絵

とかありますよね。カバーを外すとマンガが描いてあったりとか。

カバー折り返しの作者コメント
カバーを外した本体に描かれたマンガ

古い作品だと、電子書籍ではこれらのデータが入っていない場合が多いです。

比較的最近の作品の場合は、表紙の折り返しや単行本表面に描かれた絵やマンガが入っていることが多いです。

新しめの作品だとカバー周りのデータも入っている

マンガ雑誌の場合だと、場合によっては「電子版には掲載されない作品」などもあったりするので、よく調べてから買うようにしましょう。

急速に電子書籍が普及しているので、この差は今後どんどん縮まっていくと思われます。

収納・スペースについて

比較項目電子書籍
収納・スペース場所をとる場所をとらない

なんといっても電子書籍は場所をとらないのが一番の強みでしょう。

場所をとらないということは、

・本を置くスペース分の家賃を節約できる
捨てなくて良い

ということでもあります。

私はマンガが好きなのですが、巻数の多い作品は気に入っていてもスペースの問題上、仕方なしに処分するということを何度も繰り返してきました。

でも数年経つと、「もう一回読みたいな」と思って古本で再度購入したり、ネットカフェに行って読んだりしてしまいます。

でもそれって、お金がめちゃ勿体ない。

ですが電子書籍なら、「場所がないから」といって手放す必要がありません。これって結構大きなことではないでしょうか。

引っ越すときも楽ですし、「本を置くための間取り」を考えなくても済みますよね


スマホでは少し読みにくいですが、一般雑誌やマンガ雑誌なども、捨てずに置いておけるのが電子書籍の強みと言えるのではないでしょうか。

一般雑誌やマンガ雑誌が読み放題になるサブスクサービスがありますが、「〇か月分読める」というものがほとんど。過去のものを永遠に読めるわけではないので気をつけましょう。

・様々な雑誌が読めるサブスクサービス期間限定
・ジャンプ+で少年ジャンプを定期購読ずっと読める(定期購読を解除した後でも読める)

といった違いがあるので、サブスク or 定期購読するときは利用規約をよく確認しておきましょう。

読みやすさについて

比較項目電子書籍
読みやすさ読みやすいやや読みにくい

読みやすさは紙の本に軍配が上がります。

そもそも、紙の本はその作品が読みやすい最適なサイズで製本されます。ところが電子書籍は利用する端末の大きさに依存してしまいます。

例えば細かい描写の多いマンガや、横書きに文章が書かれたビジネス書などはスマホでは読みにくいです。

ではタブレットはどうかと言うと、重いです。持って読むのはかなりキツイです。かといって置いて読むと、頭と目を動かす必要があって疲れやすいです。

最近は折りたたみのスマホが出てきていますが、ipad miniサイズの折りたためるタブレットが出てきたら、電子書籍もずいぶん読みやすくなるんではないかと思います。

スマホで読みやすいのは、

・文庫サイズ
・新書サイズ
・青年誌コミックなどのB6判

くらいまでの本。

雑誌などはタブレットがないと少し読みにくいかもしれません。

手軽さ、携帯性について

比較項目電子書籍
手軽さ小さい本は携帯性ありいつでも読める

手軽さは電子書籍の方が有利です。

病院の待ち時間
電車待っているとき、乗っているとき
お店テーマパーク並んでいるとき

など、スマホで電子書籍を読んでいるとあっという間に時間が過ぎてくれます。

とくに電車に乗っているときは、紙の本とは違って片手で読めるのが最大の利点でしょう。

貸し借り、共有制について

比較項目電子書籍
貸し借り・共有貸し借りしやすい家族とアカウントの共有は可能

当然ながら、紙の本の方が貸し借りや回し読み、共有をしやすいです。

電子書籍も家族ならアカウントの共有ができるのですが、本棚ごと共有されるので、

家族には見られたくない本

を買いにくいという難点があります。

売却について

比較項目電子書籍
売却可能不可

電子書籍は売ることができません。とはいえ法的に規制されているわけではなく、仕組みを生かしたサービスが完全に出来あがっていない状態です。

売買できる電子書籍サービスも出始めていますが、現段階ではまだまだ発展途上。

電子書籍は割引率が高いので、「紙の本を買って売る」より安く済むこともあるのですが、

買ってみたけど、失敗だった!

ときに、なぜかその後悔をけっこう引きずります。(個人差があるかもしれませんが)

品揃え、手に入るものについて

「手に入るもの」については、紙と電子でそれぞれ微妙な差があります。

電子書籍で手に入らないものは、

・古い作品で電子化されていないもの
電子化の許諾をしていないもの ※大判サイズで読まないとその作品の魅力を十全に伝えられないもの等

これらは紙で買うしかありません。

一方、電子書籍の強みもあります。

紙だと傷んだものしか手に入らない古いものを、綺麗な(?)状態で手に入れられるというのが一つ。

そして最近の兆候なのですが、数が売れない作品

紙で重版されない
続刊が電子のみになる

ことがあります

特にマンガ作品に多く見られ、「紙で集めようと思ったら、途中の巻から電子でしか買えなくなった」ということもあります。

みんなどんなものを電子書籍で買っているの?

実際みんな、「どんなものを電子書籍で買っているのか」気になりますよね。逆に「電子書籍で買わないジャンル」も気になるところです。

というわけで、知人に聞いたり、アンケートをとって調べてみたところ、以下のようになりました。

※アンケートはランサーズというクラウドソーシングを利用し、10代~50代の男女35名から回答していただきました。

電子書籍で買っているジャンル

電子書籍で買っているジャンルとして多かったのは、マンガや雑誌、小説やライトノベルでした。

理由としては、

・場所をとらずに済む
・安く買える
・いつでも読める
・捨てる手間がかからない
・本屋に行かなくても新刊が買える

というものがありました。

具体的な回答例を見ていきましょう。

40代:女性

処分に手間がかかるので、欲しい付録が付いていない雑誌は電子書籍で購入しています。また漫画などWebで読んで続きが気になる時に購入することが多いです。時間を気にせずすぐに買えるため。


30代:女性

手芸本やレシピは実際に見ながら作業したいときに開いたままにしておきやすいから電子書籍で買うことが多いです。ファッション誌や漫画の場合はかさばらないことがうれしいです。
漫画に関しては(自分が隠れオタクっぽいこともあり)気軽にこっそり楽しめることが利点だと思っています。


30代:男性

漫画や小説は電子書籍で買っています。お店までいかなくてもすぐに読めるし、場所を取らないのが良い。


40代:男性

昭和~平成にかけてのマンガは書籍として手元に置いておきたいと言うわけでは無いので電子書籍で買っています。外国語の参考書や、観光ガイドなども電子書籍で買うことが多いです。


30代:女性

マンガが好きなのですが、電子書籍で買っています。理由は、小さい子供がいて自分の本を汚されたくないから。急に読めなくなった時にしおりを挟んだりしなくて済むからです。


意外にも「安く買えるから」という回答はそれほど多くなく、電子書籍ならではの利点を理由に購入している人が多いようですね。

電子書籍で買わないジャンル

続いて電子書籍で買わないようにしている本は、「写真集や画集」「参考書」「小説」「ジャンル問わず、好きな作家や作品」という回答が多かったです。

理由としては、

・紙でページをめくって読みたい
・勉強などで書き込みをしたい
・家族みんなで楽しみたい
・手元に置いておきたい
・文字が多いものは読みにくい

からのようです。

具体的な回答例を見てみましょう。

30代:女性

じっくり読みたい本やまじめに取り組みたい(勉強したい)内容の場合は紙で買うほうがやる気がアップする気がします。また、ファンになった作品は書籍で買う方が手に入れた実感があるので電子では買ったことがないです。感覚としてはコレクションするのと似てるかもしれません。インテリア的な意味でも好きなものを棚に並べられるとうれしくなります。電子での購入は気軽に読みたいものだけの利用です。


10代:男性

電子よりも紙で読んだほうが記憶に定着しやすく難解であったり複雑な内容であるほどその差異が見られるということを知ったため。


30代:男性

小説やライトノベルを何度か購入したが、文字を読むのに小さい画面だと拡大して読まないといけないので読みにくい。


30代:女性

子供用の絵本は実際にページをめくったりして本に触れて欲しいから、電子書籍で買うことはありません。


他、全体的に「紙の手触り」に触れる方が多かったです。やはり電子よりも紙の方が特別感がありますよね。自分にとって大事なものは、紙で欲しいという回答が多くて、読んでいて私も嬉しくなりました

中には「ゴルフ雑誌では連続のスイング写真などが載っているが、電子書籍ではとても見にくい」という意見もありました。

あと個人的に『なるほど!』と思ったのがこちら。

40代:女性

家族みんなで楽しみに読んでいる漫画は電子書籍より家に置いていけば手軽に読める紙媒体がいいです。

鬼滅の刃がブームになったとき、一時的に売り切れになりましたよね。電子書籍だったら手に入るのに、なぜあんなにも紙のコミックが売れるんだろうと疑問に思っていましたが、「自分も子供も読むから」だったわけですね。

紙の本と電子書籍、両方買うこともある?

私は電子書籍で買ったマンガの中で、めちゃくちゃ気に入ったものは紙で買いなおすことがあります。

今回アンケートをとった中でも、紙と電子両方買うことがあるという方がおられました。

「電子書籍で最初読んで気に入った本があればずっと読みたいので結局それは紙でも購入します」

電子書籍は気に入った作品をいつでも読める状態にしたくて購入する事が多い。そのため、紙の本を最初に購入し、全部読んで気に入ったら電子書籍を購入の流れが多いです」


そう、特別だから手元に置いておきたい。

特にこういう凝った本は、ある意味、電子化不可能

台湾のアーティスト/漫画家 「高妍(ガオ イェン)」先生のイラスト集

やはり本というものは、実用的な消費物ではないものだと言えるのではないでしょうか。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!


装丁そうていへのこだわりが持てるのは、紙ならでは。AKIRAで有名な大友克洋の全集は、実用的かつ美しい。

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紙で欲しい!という声が挙がって、別の出版社から発行されたマンガもあります。

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